普段(そして過去に)使用しているギターやエフェクターなど音楽機材やitem、サンプラーやソフトシンセなどのレビューを勝手な視点で紹介してこうと思ってます。
自分の音楽ジャンルはJazz/ Nu-Jazz/ Downtempo/ Contemporary Classical などなのでそっちの使用感に偏ってます。

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2012/08/14

Kremona Orpheus Valley Fiesta Cutaway F65CW-SB クラシックギター

正確に言うとこれはクラシック・ギターでなくカッタウェイ付きのエレクトリック・クラシックギター(いわゆるエレガット)だ。



以前はブラジルのGiannini(ジャンニーニ)というメーカーのUS500ドル程度の7弦クラシックギターを使っていたが、国際引っ越し時に売り払ってしまった。そいつは「7弦」というのが特徴なだけでどうも音がショボかった。チューニングもなんか微妙だったし。
ちなみにそのGianniniギターは、2007年に僕が発表したCD、'Electrified Souls'の中の'Tokyo Night'と'California Sunset'の中で使ってます。このページ上のメディア・プレーヤーでも視聴が可能。カッタウェイがついてなかったのでハイ・ポジションを演奏するのがえらく大変だった。

ところでナイロン弦のギターってのは如実に値段の違いが音に出る。
エレガットにおいて、自分が考えるこれら値段/音のランクはこんな感じだ。

(1)US~500ドル:実にショボい。プレイアビリティも悪い。
(2)US500~1000ドル:(1)と(3)の中間、プレイアビリティはメーカーによってまちまち。大概フィンガーボードの感触が悪い。
(3)US1000~2000ドル:プレイアビリティは良い、音も(1)(2)よりははるかに良い、が今イチ「艶」に欠ける。
(4)US2000~3000ドル:クラシックギター特有の「艶」がある。(実際に音の良さでまともなモノを選ぶのならこの辺がよろしいかと。)
(5)それ以上:手工ギター&マニア向けの世界。(普通の人には(4)で十分)

そんな訳で今回は上の(3)(4)の予算で、

・上に書いた「艶」があること
・カッタウェイ付き
・ピックアップ(ピエゾ&マイク)付き。(ピエゾだけではアンプに繋いだ音色がナチュラル感に欠けるからだ)

を条件にリサーチした。候補に挙がったのは、

マニュエル・ロドリゲス Model D Cutaway
Orpheus Valley Fiesta Cutaway
Cordoba Solista
ゴダン・マルティアック・グランドコンサート(ナイロン)

マニュエル・ロドリゲスは近くの楽器屋でModel Eを試奏したがなかなか良かった。ただしModel Dは造りが違うし、ピックアップはピエゾオンリー。Cordoba Solistaはどうもタマが少ない。
それからクラシックギター(エレガット)を試奏しないで買う、というのは非常に抵抗がある。エレキギターだったら通販で買っちゃうけどね。
ゴダンはまあ、それはそれでいいんだけど、やっぱギター的な「艶」が全く無い・・・

というわけで、たまたま用事があって行ったフィラデルフィアのクラシックギター専門店で見つけたのがこのFiesta Cutawayだった。

店のじいさんは一見頑固そうだったが、僕が「ジャパニーズ」で「ドバイ」に住んでおり「ボサノバ」を演奏する、というコンビネーションにいたく興味を示し、非常に良くしてくれた。
そこで何本もギターを試奏比較した後、満足&納得してこのギターをUS1000ドルで購入。クラシックギター専門店なので、軟弱なポピュラー音楽ギター弾きの僕の為にじいさん自らブリッジを削って弦高を低くしてくれた。

そしてこのギター、US1000ドルだったが音は僕が評価するところの「2000ドル以上」の音色だ。「艶」もばっちり。
US1000ドルだが、オール単版、ポリウレタン塗装、そしてピックアップにはFishmanの'Prefix Pro Brend'(ピエゾとマイクのコンビ)がついている。

【リンク】Fiesta Cutaway F65CW-SBウェブサイト

どうも調べてみるとこのギターはブルガリアで作っているらしい。それでコストを下げているのか。ボディはなんかデカめです。でも見かけカッコイイ薄めのボディだとこの「ふくよかな音色」は出ないんだろうな。

以下はこのギターを弾いてみたサウンド・サンプル。
Samba do aviao - Fiesta Cutaway sound sample by Hiroshi Yamaoka Samba do Aviao(ジェット機のサンバ)performed by Hiroshi Yamaoka

ちなみにサンプルの録音は、アップルのサンダーボルト・ディスプレイについている、ただの内蔵マイクからGarageBandへ簡単に録音。
WavesのIR-L Convolution Reverbでちょこっとだけリバーブかけてます。

それから以下はライン録り時のサンプル。
マイクで音は一切拾わず、直接エレガットにケーブル突っ込んでDigital Performerに録音してます。
OV Fiesta Cutaway sound sample by Hiroshi Yamaoka Composed & played by Hiroshi Yamaoka

エレガットのライン取りでこれだけの音色で録れれば十分ですよね。
やはりピックアップがピエゾだけでなくマイクと両方付いているのは大きいですよ。いちいちコンデンサー・マイクをセットアップするの面倒だし。


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