Waves PAZ AnalyzerはEdicational BundleからGold Bundleにアップグレードして新たに入手したいくつかあるプラグインの内の1つだ。
正直どう使うのかわからなかったが、リサーチしてみたので忘れないようにここに記しておこうかと思う。普通人々がどう使うのかを理解したら、あとは自己流だ。
なので以下のやり方は100%正しいわけではないことを理解していただきたい。
1. DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)にPAZ Analyzerを立ち上げる。
自分の場合はdp7(デジタル・パフォーマー7)です。PAZ Analyzerを個々のトラックに立ち上げてもいいんですけどね。自分は面倒な事は嫌いなので、ミックス時にマスターフェーダー・トラックをつくってしまってそこにインサートしてしまいます。
アナリシスの大好きな方々は1つ1つのトラックごとにPAZ Analyzerを通してフリークエンシーを書き出すなどしてチェックして、EQしてもいいかもしれないですが・・・
私アバウトなんでそんな面倒な事はしません。
基本このプラグインでチェックするのは2つ。「フリークエンシー」と「パンニング」のチェック。
ちなみにこのプラグインが登場するのはミックス作業がかなり終わりに近づいてからです。なので以下の作業はそれぞれのトラックのEQや、コンプ、リバーブなどかけた後にやってます。
2. PAZ Analyzerでステレオ内のパンニングをチェック。
トラック1つ1つやるのは面倒なので、自分はセクションごと見ます。例えば、ドラムセクション、パーカッション、ストリング・・・など。
それぞれの楽器がバランス良く配置されているのをチェック。ただしわざと偏ったパンニングにして60's的な雰囲気を出す事もアリだと思うので、この辺は狙った効果に応じてAnalyzerを見ればよろし。
ただし最近の音楽はやはりセンターのバスドラムとベースを中心に広がっていると「安心できるミックス」だと思うんで、この辺を視覚的に判断できるのがPAZ Analyzerの良いところではないかと。
3. 全体のミックスを聞いてかぶっている/メロディーを邪魔しているセクションをPAZ Analyzerでチェック。
ここはやはり聴いてみるのが先ではないかと。
特にバックグランドに行ってほしい、ストリングセクションやホーンセクションがメロディとかぶってる場合、メロディのある音域(フリークエンシー)をPAZ Analyzerでメモしておいて、それらバックグランド・セクションのEQでそのフリークエンシーを下げる、ということが可能です。
まあ、ベストなのはそれぞれの楽器のフリークエンシーとパンニングがかぶり過ぎない、という事だと思うんで、それを視覚的にもチェックできるのがPAZ Analyzerの良いところですね。